平成29年度の活動

平成29年度は、新たに「小浜酒造」さんが開業し、さっそく日本酒を貯蔵してくださいました。また、「カフェメルカードミサキ」さんがコーヒー豆を貯蔵時期を変えて入れていただき、雪室コーヒーへの挑戦をしてくださいました。

また、残った雪を夏祭り会場に搬入して「真夏の雪」をプレゼントするという試みも始めました。

28年度にどっさり雪を盛り上げた雪室ですが、これが5月24日の様子です。

ずいぶん雪山が小さくなっていますが、まだ温度は十分に低い状態を保っています。やはり雪山のボリュームが大きかっただけに、機能も長持ちしています。

そしてこれが6月13日。こんなに小さくなってしまいましたが、庫内温度は驚愕の2.6℃。例年なら5月中に食中毒菌の繁殖が始まる3.3℃を越えてしまうのですが、今年はなんと6月中旬でもまだ生鮮食料品の貯蔵能力を保っています。

断熱性に劣る屋外式雪室にしては驚くべき記録で、やはり例年にない大量の雪を積んだことと、どっさりのモミガラで断熱したことが効いているようです。

7月31日、残った雪を夏祭り「わかさマリンピア」に持っていき、「真夏の雪遊び」を市民にプレゼントしようということになりました。

モミガラを除けてみると、こんなに大量の雪が残っていました。

ダンプに積んで駅前「はまかぜ通り」に搬入し、雪山を作りました。

雪室活動のPRも忘れずにします。

 

 

 

子どもたちが楽しそうに遊んでくれました。急な決定と行動だったので、雪遊び道具がちょっと少なかったなと反省。

来年は、きれいな雪を再下段に積んでおき、もっときれいな雪山と、たくさんの雪遊び道具を提供したいと思います。

そして1月、前田工繊さんが、大型土嚢袋(トンパック)を寄付してくださいました。

これできれいな雪を夏に向けて貯蔵できます。

冬、小浜市は去年に比べれば雪はあまり降りませんでしたが、さすがは上根来、雪山には十分な雪が降りました。

今年も雪室作り開始です。

ずいぶん手慣れてきて、重機をうまく使って雪山を作っていきます。

ただ、雪はそれほど多くないのに例年にない低温で、やめ雪が落ちてこず、雪が足りなくなってしまいました。

そこで屋根に登って雪下ろしをして雪を補填します。

いろいろな冬があるものですね。

今年も雪室が無事完成しました。

去年よりは少し小ぶりですが、十分な大きさです。

そして小浜酒造さんが日本酒の貯蔵を始めてくださいました。

まだ試行的な取り組みで本数は多くありませんが、これからの活動に弾みがつく貯蔵でした。ありがとうございます。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。