令和元年度の活動

雪がたくさん集まって、しっかりした雪山ができたため夏になってもまだたくさん雪が残って、夏祭りへの「真夏の雪のプレゼント」がしっかりできました。

しかし冬は記録的暖冬、林道まで足を延ばして雪をかき集め、低めながらなんとか雪室が築造できました。

福井テレビさんが雪室コーヒを取材してくれました。現地ロケを経て、市内のカフェ・メルカードミサキさんで試飲会。昨年と同じくぶくぶくと泡立つ雪室コーヒー。味も昨年確かめたとおり、酸味のない、非常にまろやかな口当たりなのに、コクというか苦みというか、しっかりしたコーヒーの味がします。もちろん好みはあるでしょうが、とにかく「別物」のコーヒーです。

そして6月12日、日本酒を取り出して今年の雪室貯蔵は終了ですが、昨年に比べると雪がまだまだあり、温度計は驚愕の5.7℃。

ボツリヌス菌の繁殖開始温度である3.3℃は超えているので生鮮食料品は保存できませんが、酒やコーヒーならまだまだ入れておけます。やはり重機でしっかり締め固めたのが効いたようですね。

7月31日、今年も夏祭り「わかさマリンピア」への「真夏の雪のプレゼント」。

ところが今年はどっさり残っていて、貯蔵庫背面に至っては2m近い土手状の雪。トンパックは雪に埋もれてなかなか見つからず、さらに見つかったはいいけれど吊り上げられません。重機で散々に踏み固めた圧雪の中に埋もれていて抜けないのです。

なんとか雪を取り出して運搬。昨年の3倍以上の大きさの雪山が出現しました。雪もきれいで、猛暑もあって子どもたちがさっそく大集合、大賑わいでした。

ソリすべりもできるようにました。

ところが大量の雪なの夜になっても全然解けずで夜になっても解けず、結局「真夏の除雪」を汗だくでやることになりました。

 

 

例年、雪山の横に雪室紹介パネルを掲示しています。

多くの市民が読んでくれていました。「あの上根来」みたいな感じで、いろいろとやっている所、という認識を持ってくれている方もおられ、嬉しい限りです。

そして冬、記録的ともいえる暖冬でしたが、なんとか雪をかき集めて雪室作りです。

ちょっと油断しているとすぐに雪が解けてしまうので、休日を待たずに平日に集まって作業です。

畜産団地の敷地内だけではとても雪が集まらないので、ペイローダーとダンプが一組になって林道の奥まで行って雪をかき集めてきました。

雪山の高さは例年により 1m 以上 低いけれど、その代わり雪はかなり硬く締め固められたので、少しでも長持ちしてくれたらなと思います。

モミガラをかけてブルーシートで覆って雪室完成です。

こんな暖冬によくできたものだなと今更ながら感心します。

600本の酢も貯蔵開始。今年は日本酒の貯蔵がなくなってしまったのが残念ですが…

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。