平成26年度の活動

26年度は福井県の「一市町一エネおこし」事業の補助を受けてWACおばま・百里会・福井県立大学・小浜市などが雪室協議会を設立、各種食材の保存実験を行いました。

まずは貯蔵庫のパワーアップ。長さ4mの間伐材を組み合わせて、およそ4畳半の大きさの貯蔵庫を作りました。

これを半日で作ってしまう上根来の皆さんのパワーに感動です。

 

冬、重機類と歩道除雪機、さらには若狭地区建設業会さんにご協力いただいてローダーも使って雪山を築造します。

歩道除雪機で雪を放り上げる作業はなかなかに気の長い作業でした。

雪山は高さ4mに達しました。モミガラで覆って断熱性を持たせ、さらにブルーシートで覆いました。

この雪は結局9月ごろまで一部残っていました。

モミガラの断熱効果には驚きました。

貯蔵庫には野菜、米、酒、コーヒーなどを貯蔵。

また市内の酢醸造会社が付加価値販売のために酢を200本貯蔵し、2割増し付加価値販売したところ、即日完売だったそうです。

さらに福井県立大学の「低塩へしこ」も試験貯蔵しました。

3月、1ヶ月ほど貯蔵した野菜を取り出して、市内スーパーマーケット前で試食アンケートを取り、支払意思額調査をしました。

結果、付加価値は1割弱ということがわかりました。野菜は付加価値よりも値動き緩和効果のほうが期待できそうです。

さらに多品目について試食試飲会を開催。野菜や米、コーヒーについても味見をシマしたが、お酒の味が大きく変わり、非常にまろやかな味になっているのには驚きました。

また低塩へしこも好評で、酢もまろやかになっており、どうやら発酵食品にポイントがありそうだなと感じました。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。