令和3年度の活動

今年もコロナ禍ですが、雪室築造と貯蔵はしっかりやりました。巣ごもり需要なのか酢の売れ行きは良いようです。

4月28日、あちゃーというくらい見事に貯蔵庫が露出していて、おそらくもうかなり温度が上がっていると思われます。雪はたっぷり残っているので、外気に比べればかなり涼しいのでしょうが…

6月中旬までしっかり冷たかった年もあったから、それに比べれば今年はかなり早くお役御免になりそうです。やっぱりブルーシートは必要ですね。

5月25日、雪室の酢の取り出し作業を行なって、今年の貯蔵は終了です。

雪はまだけっこう残っていて、貯蔵庫の温度は9度。まだまだ冷え冷えしています。

もったいないなあ…

大晦日にどかっと積雪があったので、正月明け早々に雪室作業開始。

重機類を駆使してどんどん雪を集めて積んでいきます。

例年以上に雪はてんこ盛り。雪がたっぷりであるため施工速度はかなり早く進みます。

もう雪は十分ですという状態になっているのに、これだけの雪が余っています。

上根来も近年は雪が少なくなったので、こんな贅沢な年はあまりないというのが実感です。

6月6日、酢の取り出し作業。ついでに個人貯蔵のお酒も取り出して、これで今年の雪室は終了です。

貯蔵庫内の温度はすでに10°まで上がっていますが、まだ貯蔵庫の上には雪が1m乗っかっています。さすがはてんこ盛りにしただけのことはあります。

そして冬、今年も暖冬で1月は雪なし。

2月になって雪が降ったのですが、暖かいので融けそうだということで急遽集合して作業。

どんどん雪を集めてバックホウで積んでいきます。

なお、貯蔵庫の木が腐食し始めていたのでリニューアルしました。

なんとか例年並みに積み上げることができました。あとはモミガラで覆ってブルーシートをかければ完成です。

3月3日には酢の貯蔵。

やはり日本酒を入れたいですね…

例年にない暖かい春先ですが、庫内温度は搬入作業でしばらく開放したにもかかわらず1.9℃。新貯蔵庫はかなり能力が高いようです。

今年は暖かい春になりそうですが、いつまで雪室機能が持続するか、ハラハラしつつも楽しみにしたいと思います。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。