滋賀県側の崖崩れでずっと普通だった上根来林道がようやく開通しました。これで滋賀県に車で抜けることもできるし、滋賀県側から車やバイクで来ることもできるようになりました。
遠敷峠近くの「池の平」。ここは地形もなだらかで、若狭湾が一望できるスポットです。
ここに車を止めて山に入ると、鯖街道の古道を比較的気軽に歩けます。
ちなみにこれが滋賀県側の崖崩れ跡を復旧した場所です。峠からかなり降りたところですが、ロックネットという落石を抑える対策が施されていて、よほど大規模な崩壊でなければ大丈夫でしょう。
通常の道路であればもっとお金をかけて根本的な対策をするところですが、林道は「気をつけて通る道路。崩れたりして通れなくなることもある道路」という位置付けなので、これで十分なのでしょう。
道路沿いにいっぱい落ちていたミズナラのどんぐりです。
どんぐりといえばコナラが一般的なのですが、ミズナラははるかに大きいです。このあたりの地方では、ある程度以上の標高でないと(おそらく500m程度以上?)ミズナラは生えていないのですが、何せ大きいうえにナラですからどんぐりの数も多く、この根来の山に住む動物たちにとっては貴重な食料なのでしょう。
さらに山栗もいっぱい成っていて、道路を敷き詰めるように落ちているところもありました。
トチも栗もどんぐりも今年は生り年なのがよくわかります。
そういえば、「下根来より下流の地域では、今年は猿がぜんぜんいない」という話を聞きました。山奥の食料が豊富なので里まで下りてこなくてもいいのでしょうね。そうやって人と獣たちが棲み分けられるのが一番いいのですが…
でもそうすると、猿が居着いているようになっている上根来はもはや里山ではなく山奥の一部になっているということなのでしょうか。^o^;
