葉っぱ集めは仕事になるか

昼前から曇ってきて、ちょっと涼しくなってきたので上根来へ。こんな感じでアブラギリが密生している。

この写真を見ると、あっという間に100枚でも200枚でも取れそうに思うだろうが、大きさが足りなかったり、虫食いがあったりして歩留まりはそんなによくない。この写真のエリアでは1~2割くらいかな。でも例年に比べるとずっといい。20分か30分程度うろうろして100枚以上取れたと思ったので切り上げて助太郎へ。

曇り空の下、今日の上根来は涼しげだ。実際、扇風機もいらない。葉っぱをタオルで拭いて大きさでざっと区分し、軸を切り取って30枚単位でまとめて新聞紙でくるみ、ジップロックに入れる。今日は150枚取れた。上根来に着いてから1時間半だ。助太郎を開けたり雑用をしている時間を除けば、葉っぱの整理は1時間かかっていない。

実はこの葉っぱ、売れるのである。

福井県永平寺町を中心とした地域では「葉っぱ寿司」が郷土食として売り出されているのだが葉っぱが足りない(気候的に南方種のアブラギリはあまり繁茂していないらしい)ようで、福井市内の団体から「1枚10円で買い取ります」という話を去年いただいて、矢代地区に話を取り次いで取り組んでいただいている。続いているだろうか。

現場作業と整理作業で1時間半弱だ。ふーむ。1枚10円だったら1500円だから時給1000円か。現場作業を1時間くらいがんばってやれば、おそらく2時間半くらいで300枚はこなせると思うから、もう少し単価はいいな。

別にお金じゃないけど、労働価値のひとつの目安だ。

これ以下だったらボランティア活動の一環としての位置づけになるだろうが、この単価なら生活の一助となるだろう。歩留まりがもっと高い時期・場所を選ぶとか、虫食いを減らす取組ができれば歩留まりアップの余地は大いにある。

とりあえず先日の分と合わせて400枚ほどになった。ちょっと使い道もいろいろ考えてみたいので、あと200~300枚ほどほしいな。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。