上根来での一日

百里会の奉仕作業。8時過ぎに上根来に行くと、10人ほどの人が集まっていた。遠くは名古屋から来ている方もいる。いつも思うのだが、もう誰も住んでないのに地域コミュニティが残っている、これが上根来のすごさだろう。

枝払いや溝掃除を役割分担して作業開始。私はスコップで側溝の泥上げを担当したが、作業を始めて間もなく、尋常ではない量の汗が出てきた。運動不足なんだろうなあ。

溝掃除でかなり消耗したあと、水源池の清掃。上根来は行政に頼らず(行政が何もしてくれず?)自前の水源を確保し、自分たちで維持管理している。浄水と配水がセットになったRCタンクがあって、そこに入れてある浄化用の炭の入った土嚢袋を取り出して川で洗い、タンクにたまった泥を掻き出して清掃するのである。これがなかなかの重労働で、おまけに水源が沢水なものだからタンクに泥がけっこう溜まっているので、作業着は泥だらけになった。

へとへとになって作業修了。助太郎で弁当をみんなで食べて、午後は森林組合の間伐作業の立会いがあるとのことで百里会のみなさんはそちらへ。私は助太郎の留守番をしながらPC仕事。

 

しばらくすると人の声がするので、みんなが帰ってきたのかなと思ったら、先週も来ていたツーリスト会社の山歩きツアー。「山のてっぺん上根来・山歩きマップ 」を渡したら大変好評。こんなことなら先週も渡せばよかった。

これから夏休み、さらに9/30の「大人の林間学校」にむけてあれこれ準備だ。ゲストハウスに置いてあったハンモックを、助太郎の室内にセッティングしようと思っている。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。