雨の中をやってきた

土・日と上根来にやってきた山歩きツアーが今日も来ると聞いていたので、「いや、いくらなんでも台風が来るってときにやらないでしょ」とは思うものの、一応助太郎を開けに行った。

外は「ざんざん降り」である。いやいや、こんな雨だと山歩きもえらいことでしょう、きっと誰も来ないよねと思いつついると…

大型バスご到着。運転手さんに聞いたら予定通り歩いてますという。まじか。

10人ほどのメンバーがご到着。全員合羽を着込んで歩いてきたのだ。まじか。

まあ上がって休んでくださいと行ったが皆さん濡れているのを気にして腰もかけない。外のベンチに腰掛けるときもひと声かけてくださる。まったくこちらが恐縮してしまう。心ばかりの飴ちゃんのふるまいだけさせていただいた。

皆さんが鵜の瀬めざして歩き出し、やがてバスも走り去り、雨の音が響くばかりの(それも時々刻々と強くなっていく)助太郎にしばしボーゼンとしていたが、仕事をする気にもなれず下山した。

どうもバスで登ってきて山歩きして適当なところからバスで帰るというプチ山歩きが流行っているというか、ツアーコンテンツとして増えてきているようだ。

今は上根来への滞在時間が限られていて、あわただしく皆さん出発していかれるけれど、今後はたとえば日程をあらかじめ決めて、こちらが確実に上根来エリアの案内ができる人間を用意できれば、一定時間の滞在を組み込んでもらうことも期待できそうに思う。

そのためにはやっぱり助太郎ができるだけ多くの開館日を持ち、そして無人ではない状態を保つことが大事だ。上根来ネット環境も手に入れたことだし、週末に限らず、ちょっとがんばって店番していこうかな。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。