今日が始まり

上根来の休憩所「助太郎」がオープンした。入り口や縁側の戸も新しくなり、ベンチも据えられた。「助太郎」はこの家の大家さんの屋号である。

朝一番に百里会の皆さんが集合し、鯖街道沿いにベンチや看板を設置。私たち数人は残って助太郎の会場設営など。

 

展示内容その1。文化庁の補助金なので展示は必須。若狭坊が頑張ってくれて、シンプルだけれど歴史も今の活動も学べ、かつ山歩きマップ等も手に入れられる、無駄のない内容になっている。

 

鯖街道の紹介資料。私も急遽自宅からモニターとPCを持参し、若狭坊にもらったドローン空撮動画を再生したが、気づかなかった人のほうが多かったようだ。^^;

 

11時、区長さんの挨拶で開演。といっても、挨拶と乾杯だけで、あとは食事と歓談のみ。

 

上根来では祝いの席に必ず出ていたというぼたもちとぬた。ぼたもちは甘すぎず柔らかく実に美味かったし、ぬたも辛子がびしっと効いていて最高だった。

 

そして焼き鯖。 小浜らしい、山里らしい、上根来に暮らした地域の人たちの息づかいが感じられそうなメニューだった。

 

百里会の皆さん、上根来や遠敷谷のいろんな方々、 そしてもちろん大家さん、多くの人が歓談して時間を過ごした。

 

宴が終わり、みんな引き上げたあとの助太郎。上根来での活動を始めて5年、ここまで来たなあと思い、しかし一瞬後には、これを活かして維持していかなければ何の意味もない、消えゆく前の一瞬の輝きだったなあと後に思われてしまう、「いい夢見させてもらったよ」になってしまう、そんなことになってはいけない、これからが大事だと身震いした。

そう、今日が始まりなのだ。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。