雪室試食会

雪室プロジェクトの大きな区切り、試食会の日がやってきた。市内にはもう雪など影も形もないのだが、さすが上根来、こんなに雪が残っている。

 

わが雪室もかなり融けたとはいえ、大きな変化はなく、しっかり存在している。ただ、今年は確かに雪が少なく、とても3月上旬の景色とは思えないほどではあった。さっそく貯蔵1ヶ月の食材を取り出してチェックする。

 

ニンジン、かぶ。かぶの葉が黄色くなってはいるものの、特に変化はなく、みずみずしい。

 

白菜。1ヶ月経過したとは思えないほど「そのまんま」。

キャベツもそのまんま。その影に変なモノが見えるけれど。^o^;

ミカンはもともと暖かい地方のものだけに、ヤバイ状態のものが混じってきた。この位が限界か?

レタスはそのまんま。丸い白いものは辛味大根。今日は味見をできなかったが、明日こそ。

ジャガイモもそのまんま。デンプンが糖化すると言われているので楽しみである。

加工食品類。今日は味噌とコーヒーを取り出してみた。

ダイコン。まるっきりそのまんま。試しにちょっと切ってみたら汁が出るほどみずみずしかった。

ネギとトマト。ネギはうかつにも味見を忘れた。トマトはそろそろ限界か?

りんごとはっさく。イチゴ。イチゴは一部が黴びていた。リンゴは元気いっぱい。

タマネギも何ら変化なし。1ヶ月たっているとは思えない。

魚の一夜干しと鯛カツ。今日はオソロシクて開けなかった。明日はぜひ。

そしてキャベツのかたわらでキュウリはものの見事に黴びていた。でも今回完全にダメだったのはこれだけだ。

そして、ふと見ると貯蔵庫の中にキノコが自生していた。ひええええ。まあ貯蔵庫は平均温度1.3度(最高2.0度)、平気湿度99.9%という環境だから、生えても不思議ではないのかもしれないけれど…

 

食材を山から下ろし、ダイコンとニンジンをスティックに、レタスはそのままちぎり、リンゴはサイコロ大にカットして、おばまショッピングセンターの駐車場にテントを張って試食会。多くの市民に元気をもらうと同時に、「マーケットとしての小浜」も痛感した。ともかくありがとうございました。

夜は四季菜館でより本格的な試食会。野菜の生から始まり、蒸し野菜、味噌汁とあれこれ味わってもらった。まあとにかくあれこれ作ってみたのですよ。もちろん酒もあります。^o^;

コーヒーは水出しコーヒーにした。苦みがしっかり出た反面、雑味のない実にシンプルな、すっとのどの奥に消えていくようなコーヒーになっていました。さらにご飯を炊き、福井県立大学の「減塩へしこ」も食べ、実に楽しい夜になりました。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。