山の天気は

アブラギリを一緒にやっている若狭東高校の課題研究発表会があった。ほとんど生徒と父兄だけど、その中に紛れ込んで見させてもらった。

アブラギリに取り組んだ産業技術科建設コース。今年付き合ってよく知っている顔が壇上で発表しているのを見るのはやはり感慨深い。

里山シンポジウム。こうして生徒、あるいは学校の視点で見ると、もっとこうしたほうがいい、これもやったらどうかみたいなことが頭の中にいっぱいわいてくる。

上根来でちょっと作業しておこうと思って行ってみると、畜産団地は寒々しい山奥の光景の中でひっそりしていた。

雪室は半月前のまま。それでも壁際などはクレパス状に融けていた。やはり断熱が課題だ。

酒ケースも使うので、ゲストハウスに取りに行った。スノーシューズを履いて行ってみると、玄関付近がいよいよ雪に埋もれていた。ゲストハウスの看板はもうボロボロ。いろんなものを持ち出すのに30分ほどかかったろうか。

その間に雪景色というか吹雪景色に一変していた。

山の杉林が何とも幽玄な…なんて眺めている場合ではない。早く仕事を終えて帰らねば。

大急ぎで畜産団地まで荷物を運び、これまた大急ぎで山を下りる。

瞬く間に道路に新雪が積もって、どこが道路なのかわからない。ケータイも飛ばないし、ここでスタックしたり脱輪したりしたらオレどうなるんだろう…

 

なんとか山を下り、今度は明日真空パックで貯蔵する食材のパッキング。今回は鯛カツ、あじ醤油漬け、鯖醤油漬けの3品目をそれぞれ3パック作る。

真空パックした鯛カツと鯖醤油漬け。雪室に放り込んでどう変化するか観察する。野菜のように生きているものは糖度が増したり変化するけど、こういった加工食品はいつまで持つだろうか。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。