アブラギリを一緒にやっている若狭東高校の課題研究発表会があった。ほとんど生徒と父兄だけど、その中に紛れ込んで見させてもらった。
アブラギリに取り組んだ産業技術科建設コース。今年付き合ってよく知っている顔が壇上で発表しているのを見るのはやはり感慨深い。
里山シンポジウム。こうして生徒、あるいは学校の視点で見ると、もっとこうしたほうがいい、これもやったらどうかみたいなことが頭の中にいっぱいわいてくる。
上根来でちょっと作業しておこうと思って行ってみると、畜産団地は寒々しい山奥の光景の中でひっそりしていた。
雪室は半月前のまま。それでも壁際などはクレパス状に融けていた。やはり断熱が課題だ。
酒ケースも使うので、ゲストハウスに取りに行った。スノーシューズを履いて行ってみると、玄関付近がいよいよ雪に埋もれていた。ゲストハウスの看板はもうボロボロ。いろんなものを持ち出すのに30分ほどかかったろうか。
その間に雪景色というか吹雪景色に一変していた。
山の杉林が何とも幽玄な…なんて眺めている場合ではない。早く仕事を終えて帰らねば。
大急ぎで畜産団地まで荷物を運び、これまた大急ぎで山を下りる。
瞬く間に道路に新雪が積もって、どこが道路なのかわからない。ケータイも飛ばないし、ここでスタックしたり脱輪したりしたらオレどうなるんだろう…
なんとか山を下り、今度は明日真空パックで貯蔵する食材のパッキング。今回は鯛カツ、あじ醤油漬け、鯖醤油漬けの3品目をそれぞれ3パック作る。
真空パックした鯛カツと鯖醤油漬け。雪室に放り込んでどう変化するか観察する。野菜のように生きているものは糖度が増したり変化するけど、こういった加工食品はいつまで持つだろうか。