今日はしがら組活動日。今日活動する高校生は13人。うち女子2人。
まずはナタとカケヤを使って竹を4つ割りにする。実はこの日の夕方、手作りのクサビを使ったもっと効率的な方法をあみだした。自分が作業しなければならないという事態になると人間アイデアが出るもんなんだなあ。^^;
杭(8月に切り出したものだ)を法尻に1.5m間隔で打っていく。長さ1.5mあるので、お酒のケースを結束バンドでつないだ足場の上に乗ってカケヤをふるう。
杭の間に竹を編みこんでいく。そんなに力はいらない。そして慣れてくるとどんどん早くなる。
完成。みんなで記念写真。今年のしがら組は、上根来に上がる人がみんな目にするので、絶好のアピールになる。
ゲストハウスで昼食。元気な高校生たちであります。
恒例の上根来鍋。ボタン鍋と同じ味付けと材料で、イノシシ肉のかわりにスーパーの安い豚コマを使っているが、しみじみとうまいのです。
午後はアブラギリの実を拾う作業…と思っていたら、トンデモナイことが発覚した。実が入ってないのである。殻を割ってみるといつものように種がならんでいるのだが、その種を割ってみると、中がカラなのだ。種の中身を絞って油を取るのだが、この中身がまるっきりないのである。
数年前にもこういうことがあったらしいが、どうやら今年はとんでもない「裏年」、不作の年であったらしい。昨年拾った実があるから、圧搾などの作業やシンポジウムでの公開はできるが、来年は実がない状態から活動しないといけない。まあともかく、自然相手だとこういうこともあるということだ。