雪室作り1日目

今日は上根来の雪室作り。朝8時過ぎから、畜産団地跡所有者の皆さんと一緒に作業を始めました。

 

下界にはもう雪など全くありませんが、上根来はさすがに雪がたっぷりです。かつては雪に閉じ込められ、「除雪が仕事だった」といいますが、このやっかいものを地域資源に変えようという試みなわけです。

作業着手前。南からの日差しが当たらず、十分な空間を持ったこの場所を選定しました。

バックホウとペイローダーでどんどん雪を集めていきます。とにかく上根来の皆さんは「生きる力」が半端ないですね。

雪室本体は間伐材を太鼓挽きしたものを積み上げて作ります。寒い場所なので暖を取るための火は必須です。ロケットストーブも活躍し、昼休みには温かいカップみそ汁が飲めました。

丸太を積み上げてコンパネを挟み込み棚にします。今回は試作なので、幅1m(内空幅70~80cm)、奥行き2mとし、高さ30cm空間を3段持たせました。

ひとまずフタをして両側から雪を積み上げていくことにしました。明日もう一度掘り出して食材等を入れ、再び埋め戻す計画です。

見る見るうちに雪室は埋まっていきます。雪山の直径は10m以上はあります。

雪室の上を高く積み上げて雪山がひとまず完成。概算量100m3強(ざっと30tくらい)です。

南からの陽光の当たる場所ではありませんが、それでも春になればかなり温かくなりますから、少しでも長く残すために断熱シートで雪山を覆っていきます。

 

ブルーシートで覆ってひとまず終了です。10m×10mのシートを用意したが覆い切れない大きさで、明日追加のシートを買ってつなぎ合わせようと思います。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。