平成27年度は、貯蔵実験から付加価値販売への発展の年と位置づけました。
市内業者さんに声をかけ、昨年度から継続の酢だけでなく、日本酒、米、低塩へしこについては販売のための貯蔵に乗り出してもらい、さらに魚醤やチーズについても貯蔵実験を行いました。
まずは貯蔵庫の改良です。貯蔵庫の向きを変えるとともに、壁面の断熱性を向上させるために古畳とブルーシートで覆いました。
道路側も昨年度は1mほどの壁でしたが、今年度は高さ4mの壁を作り、古畳で断熱しました。
どんどん本格的になってきますね。
重機類で雪をどんどん積みます。今年も若狭地区建設業会様にお世話になりました。ありがとうございました。
今年は雪が少なく、気をもみましたが、何とか雪山が作れるだけの雪が降りました。さすがは上根来です。
雪山の上はたっぷりのモミガラで覆います。厚さ30cmほど。さらにこれをブルーシートで覆います。
完成した雪室2016。地元CATVや新聞などでも紹介されました。
ひとまずハードとしてはこれで完成かなと思います。
3年がかりでここまでの施設を作ったと思うと感慨部会とともに、上根来の皆さんのパワーに改めて敬服です。
酢は500本、お酒も100本を貯蔵。低塩へしこも2樽200本あまりを貯蔵しました。
もちろん野菜やお米も貯蔵しています。
とにかく何でも試してみようという昨年度までと違い、ターゲットを絞ってきています。
3月20日、食材の試食試飲を含む「雪室パーティー」を市内ホテルで行いました。
市内からはもちろん、勝山や大野からも雪室に取り組む方々がお越しいただきました。
日本酒やへしこの味の変化を体験していただきました。
さらに翌3月21日には、京都市の出町柳駅近くの集会施設で試食試飲会を開催しました。
こちらでは低塩へしことコーヒーが特に好評でした。
雪室食材の付加価値販売について、明るい見通しを持つことができた試食試飲会でした。