大人の林間学校#1

日本遺産関連行事で上根来プロジェクトの一環でもある「大人の林間学校」。上根来に来てもらっていろんな体験をしてもらい、そのまま泊まってもらう企画である。

京都をターゲットのひとつにしているので、京都からジャンボタクシーで鯖街道針畑越えルートを通って上根来に来てもらう。最初に遠敷峠に集合。

 

ちょっと曇り空だが、上根来集落からずっと先の若狭湾まで見える。

 

 

最初の集合写真。当初期待より参加者は少なかったが、その分密度高くやっていこう。

 

遠敷峠から登って針畑峠へ。若狭坊の説明を聞きつつ、ここから鯖街道ウォークである。

鯖街道針畑越えルートといえばこの深掘れ。標高にして400m以上を降りていく。

 

畜産団地跡に到着すると、Oさんの絶品猪汁が待っていた。ぼたん鍋なんぞ銀河の彼方に吹っ飛ぶくらい美味い。シンプルな味付けで肉の旨味がダイレクトにわかる鍋だ。

 

このあと雪室見学、そして薪割り体験。

歩いて炭焼き窯へ。ここで窯詰め体験。さらに上根来集落まで歩き、とち餅作り体験。そして集落散策。私はBBQ準備で行かなかったのだが、何やら「ブナ歩き」としてまた山に登ったっぽい。

 

百里会の方々も参加いただいてBBQ。もちろん小浜だから普通のBBQではない。最初に焼くのは肉ではなく焼き鯖、そしてタイカツや醤油干し、なれずし、鯖缶の小浜ならではの海の幸が次々に出てきてそのあとに出てきた肉も猪肉である。

 

かたわらでドラム缶風呂の準備。女性も含めて参加者みなさんが経験していただけた。

 

写真だけを見ていると何やら深刻な会議をしているような絵面になっているが、実はリラックスしきった、ややグダグダ気味ですらある飲み会である。

お開きになったのは何時頃だろうか。このあと百里会の皆さんが帰り、少しギターも弾いたりして、それでもその日のうちには寝たと思う。

イベント主催者でありながら、存分に楽しませてもらった1日でした。

最近の活動ブログから

2023年

12月

18日

与左衛門、冬眠

与左衛門の「冬じまい」に上根来へ。

上根来は積雪数cmほどですが、それでも与左衛門の玄関口は早くも屋根雪が落ちて冬囲いの波板が少し埋もれていました。

この冬囲い、週末が雪になるという天気予報を聞いて、大家さんがしてくれたものです。ありがとうございました。

最後のゴミ片付けをして、ブレーカーを落とし、ホームルーターも回収して、そしてこれが一番大変なのですが水抜き。簡易水道のバルブを閉じて屋外配管のドレンパイプを全部開き、凍結防止。

これから与左衛門は春まで眠りに入ります。

2023年

10月

29日

上根来のこれから(2)

今日は9月2日のワークショップを受けての現地ワークショップです。

朝方はかなりの荒天だったのですが、徐々に天候が回復してきました。

まずは鯖街道プチウォーク。根来峠までの区間でスポット見学をしますが、天候も悪かったので早めに切り上げて上根来集落見学に移りました。

そして昼食後に助太郎でミーティング。

大学の先生はじめ、有識者の方々もご参加いただき、さらに百里会の皆さんの熱い思いも聞けて、私にはすっごく有意義でした。

これからも上根来に深くかかわっていきたいなと思いまた。

2023年

10月

22日

タヌキやや元気になる

今日は上根来の奉仕作業です。

紅葉シーズン間近でずいぶん涼しい中なのでずいぶん楽でした。

今年はクルミの成り年なのか、あちこちでクルミがたわわに実っていました。

与左衛門の横の原っぱでタヌキに遭遇。どうやら疥癬に罹っていたタヌキのようです。

ずいぶん元気になってきたようで、冬を越せるといいのがなあと思って見ていました。

2023年

10月

05日

上根来はもう寒い

10月になるとさすがに涼しくなってきますが、今日は朝の気温が20℃を下回り、とうとうTシャツだけでは過ごせなくなりました。

上根来に行ってみたら、ちょうど雨が降ってきて一段と寒くなっていました。山歩きをしている人が雨に濡れると寒いだろうなあ。

助太郎にも与左衛門にも暖房器具は置いてはあるのですが、それだから余計に火事が心配な季節になってきました。

ナツメが熟してきました。一番美味しい頃合いです。ついつい10個ほど食べてしまいました。^o^;

2023年

9月

24日

人慣れしたタヌキ

与左衛門の片付けに行ったら、横の原っぱにタヌキが現れました。

逃げられないようにそーっと写真撮影。

与左衛門の近くには親子3匹のタヌキがいるのですが、これは下半身の毛が抜けていて、疥癬に罹った子狸のようです。

…などといっている間にどんどん近付いてきて、もう手が届くところまで来て、ゴミの入った袋をクンクンしています。

すっごく人に慣れてしまったなあ、目がちゃんと開いていないけど次の冬は越せないかもなあ…などと複雑な気持ちになりました。

上根来の冬は厳しいので、動物たちも冬を越すのが大変です。

この原っぱには潰れた小屋の跡があって、与左衛門の活動を始めた頃、親子のネコが済んでいました。母猫のあとをちょこちょこ付いていく子猫が愛らしかったのですが、大雪が降った冬を越したら見られなくなっていました。今も小屋の跡があるのですが、あそこにきっと小さな骨があるのだろうなと思っています。